歴史 - 【コンタクトレンズのHOW TO】

歴史

視力矯正器具としてお馴染みのコンタクトレンズが、いつから使われるようになったのか考えたことはありますか?大昔はコンタクトレンズのような便利なものはなく、メガネと比べればその歴史は浅いものです。果たしてコンタクトレンズはいつ頃誕生したのか、歴史を探ってみましょう。

原理を考え出した人

まずは、“コンタクトレンズの原理を見つけた人”についてお話ししようと思います。ある日突然、コンタクトレンズを発明した人がいた…というわけではありません。 最初にコンタクトレンズの原理を発見したのは、かの有名なイタリアの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチだと言われています。彼は、目のしくみについて研究していたときに、角膜には表面に凹凸(おうとつ)があるにもかかわらず、水の入った容器に目をつけるとよく見えるようになることに気がつきました。これがコンタクトレンズのしくみができるキッカケになったと考えられます。

レオナルド・ダ・ヴィンチについて

レオナルド・ダ・ヴィンチ

レオナルド・ダ・ヴィンチは、イタリアのルネサンス期を代表する世界的にも有名な芸術家です。本業の画家以外に、科学者としての顔を持つなど多才で、“万能の天才”と呼ばれていました。彼のノートには、膨大な量の工学、医学、天文学、流体力学、幾何学、音楽などのアイディアが書き残されています。

コンタクトレンズの誕生

実際のコンタクトレンズはいつ頃誕生したのでしょうか?それは1887年頃、レオナルド・ダ・ヴィンチが原理を発見してから約380年が経っていました。当時、スイスの眼科医師オーゲン・フィック氏が初めてガラス製のコンタクトレンズを作り出し、自分の目にはめて実験を行っていました。もちろん、その頃はまだレンズの性能が悪く、せいぜい2時間程度しか装着することができませんでした。

コンタクトレンズの変遷

ガラス製のコンタクトレンズ誕生から長い月日を経て、時代は1900年に突入し、コンタクトレンズの歴史も次々移り変わっていきます。

ハードコンタクトレンズ

ハードタイプ

1930年代以降、プラスチック製のコンタクトレンズ(ハードコンタクトレンズ)が次々と開発されるようになりました。1937年にはアメリカの検眼医ウィリアム・フェィンブルーム氏がガラスとプラスチックの半合成レンズを作り、1940年になるとアメリカのオブリグ氏によって全てプラスチックでできたレンズが作られ、市販されるようになっていきました。

ソフトコンタクトレンズ

ソフトタイプ

1960年代に、チェコスロバキア(現在のチェコ共和国とスロバキア共和国)の科学者オットー・ウィフテルレ氏がソフトコンタクトレンズを生み出しました。そして、1971年に米国食品医薬品局(FDA)が販売を許可し、ボシュロム社が発売を開始しました。その後、水分を含むやらかい素材のソフトコンタクトレンズが開発されたことで、多くの人に普及していきました。

使い捨てコンタクトレンズ

1988年になると、米国食品医薬品局から認可が下り、使い捨てコンタクトレンズが市販されるようになりました。こうして、浅い歴史の中でもいつくかの変遷を経て、現在は乱視用や遠近両用、カラーコンタクトレンズなど、色々なタイプのコンタクトレンズが開発・市販されています。

日本におけるコンタクトレンズの歴史

さて、日本におけるコンタクトレンズの歴史はいつから始まったのでしょう?国内での歴史も浅く、日本初のコンタクトレンズが誕生してから、まだ60年ほどしか経っていません。

ハードコンタクトレンズの誕生

その始まりは、1950年にまでさかのぼります。コンタクトレンズメーカーのメニコンの創業者、田中恭一氏がアメリカ将校夫人からコンタクトレンズの話を聞きます。彼はその話にとても興味を持ち、製品開発を決意したのです。様々な改良を重ねた末、1951年に日本初となる角膜コンタクトレンズの実用化にこぎつけました。

ソフト&使い捨てコンタクトレンズ

使い捨てタイプ

日本初となるソフトコンタクトレンズは、1973年に開発されました。現在では約70%もの水分を含んだものも登場し、人気を集めています。さらに、使い捨てコンタクトレンズが1991年に認可され、こちらも広く普及しています。



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