使う際の注意点 - 【コンタクトレンズのHOW TO】

使う際の注意点

コンタクトレンズは使い方、ケアのしかたにおいて細心の注意を払わなければいけません。それらを怠ると、「コンタクトレンズ障害」と呼ばれる目のトラブルの原因になります。コンタクトレンズ使用時に注意すべきものとして、「コンタクトレンズ障害」を取り上げたいと思います。

「コンタクトレンズ障害」とは?

1991年に国内でも使い捨てタイプが誕生して以来、年々コンタクトレンズを使用する人は増えてきています。それに伴って、コンタクトレンズによる目のトラブルも多くなっています。最近では、酸素透過性に優れたコンタクトレンズがたくさん出回っていますが、それでも目にとっては“異物”でしかなく、負担は大きいと言えるでしょう。 「コンタクトレンズ障害」とは、角膜が傷つき、そこから細菌が入って炎症を起こしたりする病気(症状)の総称です。

主な原因

寝顔

「コンタクトレンズ障害」の主な原因としては、“無理な使用”や“手入れ不足”などが挙げられます。レンズをつけたまま寝る・レンズをつけたまま海やプールに入るなど、このような使い方をしている人は要注意です。さらに医師の処方を受けずに使っていたり、定期検査を受けずに長期間使っていたり…こういった場合も「コンタクトレンズ障害」を起こしやすくなります。

代表的な種類

「コンタクトレンズ障害」には、数多くの目に関する病気(症状)が含まれます。その中でも代表的なものを紹介しましょう。

点状表層角膜症

角膜(黒目)の表面には薄い皮があり、それは上皮と呼ばれています。その上皮が点状に傷ついた状態を点状表層角膜症といいます。主な症状は異物感ですが、軽症なら無症状のこともあります。角膜上皮は再生力があるため、多くの場合、コンタクトレンズを外しておくと治りますが、放っておくと角膜上皮びらん、角膜潰瘍、眼内炎へと重症化していきます。

角膜浮腫

角膜上皮(黒目の皮)の奥には実質と呼ばれる部分があり、コラーゲンや水分から成っています。この角膜実質にむくみが生じることを角膜浮腫といいます。主な症状としては、目のかすみや視力低下を訴えます。コンタクトレンズを長時間つけると起こりやすい症状なので、注意しましょう。放っておくと、角膜上皮びらんへと進展し、強い痛みを感じるようになります。

角膜血管新生

角膜は透明度を保たなければならないため、血管がありません。ところが慢性の酸素不足などにより、周りから中心に向かって血管が入り込んでくることがあり、それが多くなると角膜の透明度は失われます。この状態を角膜血管新生といいます。自覚症状はほとんどなく、気付かないうちに進行し、視力低下から失明するおそれもあります。

角膜びらん

角膜上皮(黒目の皮)がめくれて、角膜実質がむき出しになってしまった状態を角膜びらんといいます。主な症状としては目のごろつき、充血、痛みなどが挙げられ、涙もたくさん出ます。角膜びらんを放っておくと角膜が感染症を起こしたり、角膜実質が傷ついたりして最終的には溶けてしまうこともあります。

治療法

「コンタクトレンズ障害」ではどの症状も軽症の場合、抗生物質入りの点眼薬などで治療します。そのほか、症状によっては軟膏を塗布したり、鎮痛剤を内服したりする場合もあります。「コンタクトレンズ障害」を発症してしまったときの治療法として、第一に重要なのはコンタクトレンズの使用を中止することです。レンズの使用を中止しなければ、どんな治療を施しても十分な効果を得ることができません。また、重症化すると失明のキケン性があるものや、治療しても何らかの後遺症が残るケースも考えられます。このため、異常を感じたら一刻も早く眼科を受診するようにしましょう。

予防法

目薬

「コンタクトレンズ障害」を起こさないために、「コンタクトレンズ障害とは?」の項目で述べているような間違った使い方は止めましょう。眼科医の指導の下、正しい使い方・ケア方法を守ってください。 ちなみに、市販の目薬には血管収縮剤が入っているので、目の調子が悪いからといって、使いすぎるのは良くありません。ますます症状が悪化してしまいます。


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